リーダー向け概論 コーヒーブレイク実際の学び方
*コーヒーブレイクリーダーになるには、各地で開かれる訓練会に参加されるか、国際講師であるジョン・ゴー宣教師、ミスク・ゴー宣教師から実際にご指導を受けることをお勧めしています。以下はリーダー向けの学びの進め方になります。詳細版のページと併せてご参考までにご覧ください。ご質問等は、「問い合わせ」よりご連絡下さい。
コーヒーブレイクとは、帰納法を用いた聖書学習をおこなう少人数グループのことです。
そしてこのグループの目的は、人々をイエス様との個人的関係へと導くことです。
グループが「コーヒーブレイク」の名で呼ばれるには、三つの要件があります。
1 少人数のグループを基本とする(3-12名程度)
2 帰納法を採用した聖書学習である
3 グループの目的は、伝道である
スモール・グループには、参加者同士が親しくふれあうことができるように、というねらいがあります。そして定期的に集まりをもち、参加者全員で決めた目的を果たそうとします。自分の居場所や、拠り所を求めている人々と接触するひとつの道です。孤独な人々を結びつける場になるのです。
*「帰納」とは、個々の具体的な事例から、一般に通用するような原理・法則などを導き出すことを意味します。
帰納法を用いた学びとは、まず個々の要素を見つめることから出発して全体を理解する、あるいは、発見したことに基づいて結論を導きだす、といったことを含んでいます。この方法に則って、学びのリーダーは、参加者が神様の言葉を自分で発見することへと導く主な方法として、質問の形を用います。聖書箇所の理解を助けるために繰り出される質問によって、参加者は、直接、聖書の言葉に取り組むことになります。
きっかけ作りとして用いられる「質問」には、三つの種類があります。
1.観察質問
2.解釈質問
3.適応質問
「観察質問」は、聖書の本文を注意深く読み、「誰が、何を、いつ、どこで、どうやって」などの情報を整理し、次の段階へつなげるためのものです。
次の「解釈質問」は、観察質問で整理したことに基づいて、登場人物の気持ちになって考えたり、出来事の背景を考えて、御言葉をより深く探るためのものです。
最後は「適応質問」で、その日の聖書箇所を通して発見した御旨を、どうやって私の生活に適応することができるかを考えるためのステップです。
聖書発見学習のための良い質問は、
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聖書の本文に導く。
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聖書本文の言葉をそのまま用いる。
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詳細よりも、基本的な真理に焦点を合わせる。
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答えやすい質問である。
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初めての参加者でも理解できる。
などです。
ご参考までに、コーヒーブレイクにおけるルールを、以下に示します。
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分からないこと、疑問などどんな質問をしても良い。
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グループの全員が話し合いに参加できるよう、一人が話題を独占しない。
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無理に発言する必要はない。(パスあり)
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どんな意見でも言って良い。自分と異なる意見も尊重しましょう。
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プライベートな話題が出たとき、そのことを他の場では話さない。